HANGOUT Vol.4 〜男の浪漫は世界のどこに?ブラジル、シンガポール、日本を繋ぐの巻〜


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こんにちは、しもたくです。

突然ですが改めて、SHIMOTAKU HANGOUTの目的の掲載です。

面白い人を紹介しながら、「優秀な人とはどんな人?」をテーマに、そのエッセンスが何かを探る(と言いながら、自分の聞きたいことも自由に聞く)

というものです。

 

参加者へのお約束としましては

1. 笑顔で。相手をRespectしてお話下さい。

2. 本音で。あんまり格好つけないで下さい。

 

の2つだけです。これだけなので、結構とっちらかることも有るのですが、楽しいのでこれで継続しています。

ご興味がある方は、是非右下のチャットもしくはメッセージよりお問い合わせ下さい。

 

男の浪漫は世界の何処へ?

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今回は、ブラジルと日本、そしてシンガポールを繋いでHANGOUTをするという「地球の反対側の人、聞こえますかー!!!」といった感じのバッチリWifiスピードに悩まされながらも面白くて楽しい会でした。

お話したお互いの名前は(大人の事情で)伏せさせて頂きますが、まずブラジルにいるAさんは僕自身が東京でふらふらしていた時からのお知り合いで、冷静沈着だけどどこか愛してしまう。ツボをつかれてしまう。そんな元某銀行出身のセールスマンです。現在は世界を舞台に活躍され、それはそれは面白いお話を聞くことが出来ました。

トーキョーにいるBさんは、20代でありながらとある戦略コンサルに就職され1年足らずでご退職。舞台を起業に移しては、事業売却を試みている野心家です。彼とはこの2年程度の知り合いですが、抜きん出たバイタリティと人間離れした事業センスの秘密がもっと知りたく、今回お話させて頂いた次第です。

20代〜30代のキャリアに悩む自分とその世代の人向けに、「男のロマンとは何?」「グローバルってどーゆーこと?」「結局、どう生きてくのが良いの?」という話をメインに展開していました。

そんな話をHANGOUTで。しかも本当に地球の裏側にいる大好きな人と、最近の情報も交えてキャッチアップ出来たのはこの上ない幸せでした。それでは、どうぞお楽しみ下さい。

 

ナニハトモアレ自己紹介タイム 

Aさん (Brazil)の自己紹介

2006年に某銀行に入って3年前に辞めました。その時はセールスを主に担当してました。それから、とある商社系会社に入って、 今ブラジルにいます。新しい会社では、戦略を考えるなど、結構面白い仕事させてもらってます。

 

Bさん(Tokyo)の自己紹介

2014年に大学院を卒業しまして(その時は半導体なんかを研究してました)その後は某コンサルティング・ファームにJoinしました。サラリーマンやりながら、経営に関する指標やファイナンスを見ることが出来る立場にあったりしたのですが実際の経営と経営コンサルティングの間に大きなギャップを感じ、すぐに辞めるつもりはなかったのですが資金調達の大きなチャンスが巡ってきたため1年足らずでやめて自分で出来るチャレンジを、ということで起業して現在事業運営しています。今は事業軸を3つくらいにおいているのですが、近日大きな動き(ポジティブな)がありそうでして様々な武器を手に入れていく中で自分の注力ポイントを30代に入っていく中でどこに置くか考えているところです。

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しもたく:僕はAさんのキャリア、すっごい変で好きなんですけど、何で今の会社を選ばれたんですか?

 

Aさん:当時インターネット企業とか、起業をする。とかの選択肢が多かったんですが、(人と違うことがしたい。というか)男らしい仕事がしたくて、圧倒的な資本力が必要なビジネスをやってみたくて、そういう選択肢で絞ると商社が見えてきたんですよね。それで、「この世で金の次に大切なものは何か」と考えた時に、エネルギーでしょ。と考えて「エネルギーを扱っている会社」をリストアップして、面白そうな会社だなと思い入社しました。

 

Bさん:人と同じことをやりたくない」っていうのは、よくわかります。他の人と同じことやってても不毛だなと。イノベーティブなサービス創っています!と、言っている割に全然そんなことない人が多すぎて。なんか共感します。僕はコンサル時代に、プラントエンジニアリング会社と一緒に仕事してたので、クレーンが釣り上げる構造物の重さ3000トンとか。なんか男らしい仕事の素敵さについてはその時から興味がありました。

 

Aさん:まぁ、そうですね。男の子って、飛行機や電車に憧れる時代あるじゃないですか。あまりのキャパシティの大きさにびっくりするし。そういうのなんか良いなと。

 

Bさん:ちなみに、僕みたいな若者がどでかい世界に憧れる反面、若手が入ってきたら大きな企業だけに、所謂おじさんが権力もっている?みたいなことってありますか?

 

Aさん:いや、うちの会社はそうでもないですね。ほとんどの人がプレイヤー気質なんで、なんて言うんだろう外資な感じというか。でも、上司の言っていることは正しいし、おじさんが権力をもっていることをほとんど感じない会社ですね。現場意識高くて、しかも最前線で彼らも仕事をしているせいか、マネジメントがかなり面白いので。ここの中の人を見てて、面白そうな人達だなぁと思ったのは、転職時の決め手の一つでした。

 

Bさん:今の経営課題とかってどんな感じですか?(この辺りは利権が多いと聞きますが)

ちょっとDeepなので、この辺りの話を詳しく知りたい方はしもたくまで御連絡を!

その後、ビジネス関連の質問が多数あったのですが…

 

・今の企業の他企業との差別化はどこか?

・PJTを発足する時予算高いと思うけど、どうやってそのお金集めるのか?

・例えばこういうファイナンス方法ってあるのか?

とかとかいろいろ

 

僕は一つの素朴な疑問をぶつけてみました。

 

しもたく:一つの仕事をするのに大量の資金が必要ということは、逆に言うと息が長いビジネスって言うことですよね?

 

Aさん:そう!いいとこ気付きましたね。そうなんですよ。この会社(事業)は息が長い=簡単には死なない。それは単純に一つの魅力かも知れない。僕の予想ではおおよそ世の中には2つのビジネスがあって。くるくると回るもの(PDCAが周り移り変わるもの)もあれば、超長期でやっている事業もある(その代わり、景気変動をまともに受けたりもする)。変な話、面白い企業は2極化するというか。安定は求めてないけど、選んでみたらそういう企業になっちゃった。っていうのは正直な所です。

 

Bさん:何社かで、その市場を独占する。みたいな状態にはならないんですか?

 

Aさん:この業界でM&Aは多分ないです。お互いにある程度仕事分け合いながら生きてられてるっていうのと、結局は国が入札しているので、数社しかなくなると比較優位が見えなくなる。

 

しもたく:仕事、面白そうですねー。Aさんから話を聞いてると伝わります。

 

Aさん:創ってること自体が面白いよね。(ものづくりが面白い)自分の手では持てないようなスケールのもの扱ったりするので。そこから、実際にそれが使われているものを見たりするとね。心からふつふつと興奮が湧き上がってくるというか。「すげー!デカイー!!!これ、単純にどうやって創ったの!?」って。

 

2人のポリシーについて

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しもたく:Bさんのポリシーってなんですか?

 

Bさん:最近、それを実は悩んでいて。ポジション的には他人から見たら悪くないんですけど、なんかサービスも快調に成長しているし採用もいい調子で進んでるし。ただ、起業当初と比べると少し物足りない感じです。

 

しもたく:すごいね、それ。上手く行ってるのにそんな発想になるんだw

 

Bさん:「自分が何やろう」を久しぶりに哲学的に考え始めたんですよ。元々、数字中毒なので、それを追いかけるのが楽しい。本当に楽しくて、部活もランキングを上げるためだったり。受験とかも偏差値を上げるのが、凄い好きで。どんどん、難しい数字を上げるというんですかね、それが楽しいし、それで生活をしてきたんですけど…。ふと「ゲームを楽しむ子供的なモチベーションじゃなくて、やることにフォーカスしたい」と思いました。

領域は、なんというか石油、掘削、資源など「トン数がデカイ」ところとか、資本主義の中心でいくとやっぱりファンド創ったりとかそういった領域になんとなく惹かれていますが、まだどこかに決めてコミットというのは決められていません。

 

Aさん:いやー、そういう投資先は少ないですからねー。

 

Bさん:なので、例えばPEとかで中小企業の買収ファンドやったりとか。

 

しもたく:でも結局それも、数字レースに参加することになるんじゃないの?

 

Bさん:そうですね。でも、1億のDealだと刺激が足りなくて、やはり二桁、三桁とやっていくのは行きたいと思います。今後も数字にはこだわり続けるつもりですね。例えば、新卒採用をやってて筋肉モリモリの奴が弊社の内定者でいるのですが、自分より露骨に優れた人間がいるとムカつくので最近毎日筋トレばかりしています。やはり競争心は大きなモチベーションになります。しかし改めてどこの領域でコミットしたいか?と聞かれると、やっぱり「何かを動かす」人間にはなりたいなと思いますね。

 

Aさん:Bさんのスタンスは、自分の2728位の時を見ている感じですね。僕は銀行の時はKPIが大好きだったし、上司から与えられる数字のOver Achieveしてすっごい楽しかった。30になった瞬間、途端になんて言うんだろう。飽きが来ました(笑)多分、営業員あるあるだと思うんですけど、ずっと走ってて一番とっちゃったら、飽きたな。というか。次の時はもっと上のランクのレースに参加するぞ!と思ってても、なかなか。Bさんはそんな飽きるとかいったレベルを超越してて、それは経営者だからなんでしょうね。本当すごいと思います。

 

しもたく:ちなみにAさんのポリシーどうですか?

 

Aさん:それ言われるなと思って考えてたんだけど、ふと言われるとねぇ…。(笑)20代は明らかにモテたい。だったけど、30代は誇れる仕事(世の中にインパクトの有る仕事。キャパシティ。グローバル。やる値段も含めて全部)につきたい。

 

Bさん:僕もアドレナリン出ることは好きですね。なんか勝負しててピッコロ倒したら次フリーザみたいなのが現れるので飽きないです。実業家で調子乗ってたら謎の投資家が出現して、もう資本主義の中枢にいるというか・・・実力の差が「凄い!」って感じることとか良くあります。そういった人物達と比較したらベンチャー数億でエグジットしたとか、なんか小さい気がして。

 

しもたく回想:(数億円で会社を売って、それってなんなの?って思うこともあるらしい…。なんかスケール凄いな、おい。)

 

Bさん:例えば、ウォーレン・バフェットやベゾスとか。あれはもうフリーザどころか、魔人ブウのレベルかと。レース中は、ゴールしか考えられないので良いんですけど、ふとした時にやっぱりそういうこと考えちゃいますね。

 

(ほとんど書けない)二人の今後について

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しもたく:Bさんの今後はどうですか?

 

Bさん:(色々すっごいことを聞いたんですが、書けないので詳しく知りたい方はこっそり、しもたくまでアプローチして下さい笑)

 

しもたく:Aさんの今後はどうですか?

 

Aさん:変わらず、Work Hard Play Hardですかね。サッカーやったりビーチバレーやったり、体良い感じに鍛えたりして。結婚して子供がいるけど、やっぱり格好いいパパになりたいかな。(妻しか見てないけど)モテるパパとか良いですね。しもたくもそうでしょ?

 

しもたく:(妻しか見てないけど。に、ドキッとして)えっ!(笑)

 

Aさん:いや、俺、しもたく格好いいなと思うんだけど。最近結構それ重要で。なんていうか、友達の選択肢として、「歳取っても格好いい人」っていうか。ジョージークルーニーみたいなイメージで人生楽しめる人は良いよね。自分が楽しめる環境に身をおいておきたいから、今後全く違うことやってるかもしれないけども。なんかそういうの良いよね?

 

しもたく:あ、あざす!思います!(笑)

 

Aさん:それから、ブラジルは最高ですよ。基本的にみんな色んな血が混じっているから、イケメン美女も多いし。南国なんで、時間もルーズで、仕事も雑だけど、最後やるときは絶対やるみたいなところは凄いなと。オリンピックの準備も最後に詰めて終わらせちゃうんじゃないのかな。なんか、基本的に体鍛えて、見せるのが好きな人達なんで、俺達が一番人生楽しんでるぜ感がすっごい出てて。良いよね。

 

しもたく回想:(日本人と接してて一番感じない部分かも知れない…。)あれ、そっちにはどれ位まで居るんですか?

 

Aさん:今のところ未定です。でも仕事でロットが相当でかいことやれるんで、アドレナリン出まくりです。Bさんがそういう投資ができるようになったら、それが投資銀行を超える瞬間かもね。

 

Bさん:熱いですね、興奮します!

 

Aさん:Bさん、今度一時帰国するので飲みましょう!しもたくは帰ってこないの?

 

しもたく:お!良いなーそれ!行きたいけど行けないー(笑)

 

Bさん:じゃ、しもたくさんは、Skypeで逢いましょう!

 

そして、夜は更けていくのであった。(ブラジルは朝。特にAさん、お仕事前に有難うございました!)

 

しもたく編集後記

今回のテーマはまさに「デカイことやりたいよね」の一言につきます。SHIMOTAKUルールで、「格好つけるの禁止」って言っているにもかかわらず、かっこ良すぎませんかなんか。でも腹立たないんですよね、この二人が大言壮語を吐いていても全く腹が立たない。何故なら、今までやってきているし、これからもやれそうな期待感が物凄くあるから、だと思ってます。

僕は正直、こんな話になるとも想像してなくて、もっと言うとBさんの発言にしろAさんの発言にしろ、僕からは「遠い未来」に感じました。それは素直に自分自身が「それほどのこと」を全く想像しないで今生きているからなのだ。と思います。

折角、一度きりの人生なのだから「デッカイ事やろうよ」って、中々言えない時代だと思うんですが、皆さん如何でしょうか?僕はこの二人、「かっけぇ〜」って素直に思ってしまったんですが。

改めて、素敵な出逢いに感謝感激です。加えて最後の最後に、Aさんから「東京帰るので、その時直接逢って飲みましょう!」と、紹介相手を誘ってくれたのは最高に嬉しかったですね。やっぱり僕はその小さな幸せが結構好きだな。

ということで、次回SHIMOTAKU HANGOUTも是非お楽しみに。

 

しもたく